OrCAD PSpice AD で74123

こんにちは、M@飯田(事)です。
先日お客様より回路図のシミュレーションをして動作を検証して欲しいとの依頼を受けました。
当社で使っている回路シミュレータは OrCAD の PSpice AD なのですが今回の回路にはワンショットマルチバイブレータがあります。
標準ロジックICでいうところの74HC123Aなどですね。
PSpice AD では通常C:\Program Files\Orcad\Capture\Library\PSpiceに1_shot.libというライブラリが存在します。
いつもの様にPSpice用の回路図を入力してシミュレーション開始するとワンショットの時間を設定するためのCx及びRx/Cxピンに時定数を設定する抵抗とコンデンサを接続するとワーニングメッセージが出てしまいます。
WARNING [NET0076] Connection to unmodeled pin UxxA pin ‘REXT/CEXT’
WARNING [NET0076] Connection to unmodeled pin UxxA pin ‘CEXT’
モデル定義していないピンに接続があるという警告ですね。
ざっと調べたところVer9.1まではこのピンに接続してシミュレーションしていたようなのですがVer9.2以降は接続不要になったよう、、、ではどうやって時定数を設定するの?というわけで調べてみたのですがなかなかヒットせず難儀していました。
そこで先程のモデルライブラリを開いて解析してみますと次のような記述がコメントしてありました。
1. The RINT, CEXT, and REXT/CEXT pins are not functional. The output pulse width, tw(out), is controlled with the PULSE subcircuit parameter. Note that this means that the pulse width is FIXED for the duration of the simulation. You can specify this value in the subcircuit call, e.g. X1 … 74121 PARAMS: PULSE=1us
ピンに機能を定義していないからパラメータで設定しなさいということでしょうか。
ということで
OrCAD EDIT PROPATIES
部品のプロパティ編集画面を開いてみます。
OrCAD EDIT PROPATIES PULSE
ありました、先程のコメントで記述してあった PULSE というパラメータが。
ちなみに今回の回路はこんな回路です。
OrCAD CIRCUIT
早速シミュレーション実行してみますと、ワンショットマルチがきちんと機能しています。
OrCAD PSpice result1
ON Delay より短い周期の波形を入力するとリトリガ機能により永遠にマスクされ続けます。
OrCAD PSpice result2
というわけで無事にシミュレーションできたわけですがやり方を忘れるといけないので記事にしておきます、自分用に。